手足の緊張からお尻の痛み?

「半年ほど前から、歩いたり座ったりすると右のお尻が刺すように痛い」

という訴えの患者さんが来院されました。

病院で電気をあてたり、ブロック注射を何回かしたが痛みは変わらなかったそうです。

お話し中、お尻が当たると痛いので、常に右のお尻を浮かした状態で座られていました。

早速お体を見させていただくと、右臀部に硬くなった筋肉を発見。

この筋肉が硬くなっていることで痛みが出ているのだと推測しました。

ではなぜこの筋肉が硬くなったのか?

引き続き、お話をお聞きしていくと

「交通事故の後から痛みが出たように思う。」

とのこと。

走行中に、右側から出てきた車に追突されたそうです。

幸い、お互いそこまでスピードが出ていなかったので大きな事故にはならなかったそうですが、その時の衝撃が残ったまま今の痛みになっていると考えました。

体を守るために、特にハンドルを持った右手、ブレーキを踏んだ右足に相当な力が入ったのではないかと思います。

手足が緊張すると・・・

事故は一瞬の出来事です。

この一瞬に、相当な力が入り緊張します。

そして、こうした出来事の緊張を「ツボ」は記憶すると言われています。

この患者さんの場合

手、足が緊張する→腰の筋肉が硬くなる→お尻の筋肉が硬くなる→緊張が続く→痛み

になったのではないかと思います。

そこで、「手のツボ」と「ふくらはぎのツボ」に鍼をしたところ、硬くなっていたお尻の筋肉が緩んでいき、今ではお尻を浮かせることなく座ることができるようになりました。

こうして記憶されたツボの緊張を、鍼でリセットしてあげることで痛みが引いてくるものと思われます。

まとめ

痛みがでてきた時や体の調子がおかしい時は、まずはすぐに病院にかかりましょう。

そして、「原因になる病気はない」「電気を当てて様子を見ましょう」となった場合は、なるべく早く鍼灸治療を開始することをおススメします。