本人も気づかなかった腰痛の原因
こんにちは。
今日は腰痛についてお話をしようと思います。
その中でも、女性に起こる腰痛です。
先日、30代の女性が腰痛を主訴に来院されました。
お話を伺うと
「2日くらい前から前屈をすると左の腰が痛い。
また、台所で立っている姿勢(少し前かがみ)で鈍痛がする。
ジッとしていても鈍痛がするときがある。
仕事は座りっぱなしが多く、便秘ぎみ。
時々こうした腰痛になる。
揉んだり温めても気持ちいいだけですぐに元に戻る。」
との事でした。
また、さらに詳しくお話をお聞きすると
「左の下腹部まで鈍痛がする。突っ張るような嫌な痛みがある。」
との情報を聞くことができました。
そこで、お腹を細かく確認すると・・・
ありました!
この腰痛の原因が。
その原因は
「排卵に伴う腰痛」
だったのです。
そのお腹の硬さに対応する足のツボに鍼をすると、硬かったお腹が緩み腰の痛みもなくなりました。
下腹部の鈍痛もなくなり、スッキリしたようです。
ご本人も、腰痛の原因が排卵だったことにビックリ。
もともと生理痛がない方だったので、余計ビックリされてました。
排卵は、卵胞を破って卵子が排出されるため卵胞液と血液が流れ出して腹膜を刺激すると言われています。
また、卵巣が炎症を起こしている状態とも言えます。
なので生理だけでなく、排卵による体調の変化もしっかり確認しなければなりません。
約8割が原因不明と言われる腰痛でも、腰以外に目を向けることで原因が見つかるかもしれません。