30週の逆子

患者

30代 経産婦

来院

2018年 8月

症状

1か月前から逆子と診断される。第1子も逆子だったとのこと。その時も鍼灸治療で改善した。

逆子体操や寝る姿勢を気を付けているが、逆子は変わらない。

治療経過

初診

まずは、体全体の症状をお聞きするが特に肩こりや腰痛などの症状はないとのこと。次にお腹の硬さを診させていただくと、左肋骨下に赤ちゃんの頭と思われる硬さを確認する。またお臍周辺の硬さも確認。お腹が張りやすいとの情報も得た。また、足先の冷えもある。まずは、お腹の硬さを取るように足首のツボに鍼をし、5分ほど休んでいただく。次に、足先のツボにお灸をして初回の治療を終了する。

2~4診目

前回の治療内容を継続する。お腹全体が丸くなり柔らかくなっている。また、足の冷えも改善。お腹の張りも少なくなったとのこと。数日後の健診の結果をご連絡いただくということで、治療を終了する。

健診後

無事に「頭位に戻っていた」との連絡をいただく。

使用した主なツボ

三陰交、至陰

まとめ

30週と早めに来院いただいたことと、第2子ということで患者さん自身も焦らず落ち着いておられたことで改善できた症例。お母さんのお腹を柔らかくすることでスペースが空き、赤ちゃんが回りやすくなったものと思われます。

 

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